こんばんは。
お越しくださってありがとうごさいます。








母の指輪を必死に探していた

あらゆる場所を

ひっくり返して探した。

紙袋に入った塊を見付けた。

この中かもしれない!

だが中身は古い日記だった。

お母さんの指輪ではない、、、

がっかりした。

落胆したが、

指輪を探すのを止めて

その古い日記を読み始めていた。

私の大学生の頃の日記だから、

今から何十年も前になる。

よくこんな古い日記をとっておいたものだ。


日記の内容を読むと

今と真逆の生活をしている

幸せな私がいた。

人に囲まれた笑顔の私がいた。

父と母が生きていて、

友達も沢山いた。

今のような一人旅をするなんてとんでもない話だ。

友達と

ゼミの仲間と

サークル仲間と

様々な所へ旅をして語りあった。

未来をまだ見ぬ明るい未来を想像して語りあった。


初恋もあった。


お付き合いにはならなかったが

当時の私の乙女心、

ひたむきで純粋だった。


当時のアルバムと名簿も出てきた。


私は自分の写真を見て酷く落ち込んだ。

不細工でみっともない私が

ひきつった様に笑っている。

こんな私に皆、仲良くしてくれたんだ、、、

優しくしてくれた。


本当に有難い。

感謝してもしきれない。


私は彼ら、彼女らに

無性に会いたくなった。


名簿もある、

勇気を出して連絡してみようか、、、

悩んでいる。

考え込んでいる。


“素晴らしい思い出をありがとう。”

あの世に行く前に

一言いいたい。

“仲良くしてくれてありがとう。”とも

是非とも伝えたい。


あの日記の私も

アルバムの私も


よもや、未来にこんな大不幸が待っているとは

思わなかっただろう、、、








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